初診の時には、泣いて診察台に座る事すらできなかったお子様が、しだいに怖がらずに大きな口を開けて治療を受けられるようになって行きます。治療に来る度に少しずつ成長して行くお子様の様子を見る事ができるのも、この仕事の魅力の1つです。お子様の治療では、できるだけ怖がらせないように気をつけています。子供の頃に歯科医院で怖い思いをして、大人になってからも歯科治療が怖いという方が意外とたくさんいらっしゃいます。当院ではお子様が歯科治療嫌いにならないように、最初から無理やりには治療していません。まず雰囲気に慣れてもらい、ちょっとずつ治療して行くというやり方をしています。診察台にはレントゲンなどの映像を拡大して見ることができるモニターが設置してあります。そこに『口腔内カメラ』で写したお子様の顔や口の写真を映し出して、緊張が緩んだところで、「じゃあ、お口の中を見てみましょうか?」と治療を始める事もあります。